ビーズ刺繍を楽しむために知っておきたい素材のアレコレ 【入門編】
- yoko minesima

- 2 日前
- 読了時間: 7分
ステッチで変化をつける糸刺繍に対し、素材の組み合わせで変化をつけるビーズ刺繍は、実にさまざまな素材を使用します。また、一口にビーズと言っても、その素材や形状はさまざまです。今回は入門編と題し比較的手に入りやすい一般的なビーズをご紹介します。それぞれの特徴を知り、作品を作る際の素材選びの参考にしてください。

◆ビーズの素材
ビーズにはさまざまな素材が使用されてることをご存知でしょうか?なんとなく選んでいるビーズの素材を知ることで、用途により使い分けて作品をワンランクアップさせましょう。
ガラス
もっとも一般的なビーズ素材の一つで、ガラスならではの繊細な光り方が特徴です。「シードビーズ」や「チェコビーズ」「ベネチアンビーズ」などもガラス素材で、ビーズ刺繍だけでなくアクセサリーなど幅広く利用されています。アクリルビーズに比べ重みがありますので、刺繍する素材や量には注意しましょう。
アクリル(樹脂/プラスチック)
ガラスビーズ同様に一般的なビーズです。カラーバリエーションが豊富で比較的安価な素材です。ビーズの中では重量も軽いので、重さが気になるものに刺繍する際にオススメです。
パール
淡水パールのような本物の真珠もありますが、ビーズ刺繍では本物の真珠の光沢や質感を模した人工パールを使用することが多いです。パールビーズと呼ばれる中でも、ガラス、アクリル、コットンなど素材はさまざまで、デザインや用途により使い分けます。
天然石
その名の通り、天然の鉱物に穴を開けたビーズです。大型手芸店では水晶、アメジスト、ローズクォーツなど様々な人気素材が手に入ります。天然素材のため一つ一つ石の表情が異なるのが特徴で、好きな素材を見つけ出すことも楽しみの一つです。刺繍すると繊細な透明度が失われてしまうこともあり、個人的に使用頻度は低いですが、ぶら下がるように使用したり、ポイント使用するだけでも存在感を発揮します。
ウッド
天然素材ならではの柔らかい雰囲気が特徴のビーズです。ナチュラルカラーはもちろん、色付けされたウッドビーズも、キラキラ美しい他ビーズとは異なる存在感があります。個人的にはビーズボールを作るときによく使用します。
メッキ
ガラスビーズに金属のメッキを施したビーズです。茶・ゴールド・シルバー系のビーズに多く、値段も高価なビーズです。 金属アレルギーには非対応のため、アクセサリー等で利用する場合は注意が必要です。
また、メッキの剥がれなど、他のビーズに比べて劣化しやすいものもありますので、選ぶ際にはメーカーもチェックしましょう。

◆カットの種類
同じ素材・同じ色のビーズでも、カットによって見え方が異な
るのがビーズの楽しいところです。カットにより光り方、見え方も異なりますので、その種類を知って使い分けましょう。
ラウンド(丸)
もっともベーシックな丸型のビーズです。カット(面)がないため、素材そのもののツヤや色味がストレートに表現されます。どんなデザインにも合わせやすく、ビーズで埋める際によく使用します。
六角(ろっかく)
ビーズの断面が六角形にカットされたビーズです。ラウンドに比べ光に反射しやすく、同じ色でもキラキラした輝きを放つのが特徴です。海外ではヘキサゴンカットや2カットビーズとも呼ばれます。
スクエア(キューブ / 四角)
サイコロのような立方体や、長方形の形をしたビーズです。ラウンドに比べ直線的でモダンな印象、少しエッジの効いたスタイリッシュな雰囲気を演出できます。
ボタン(ロンデル / プレシャス)
そろばんの玉のように、中央がぷっくりと膨らんで両端が少し尖った形をしています。多面カットが施されているものが多く、少しの動きでキラキラとシャープに光るため、作品のアクセントやメリハリを出したいときにオススメです。
ドロップ(しずく型 / ティアードロップ)
涙のしずくのような形をしたビーズです。縦方向に穴が通っているものと、先端の細い部分に横穴が開いているもの(チャームのようにぶら下げる用)があります。刺繍の端からフリンジのように「ぶら下げる」表現によく使われ、作品に動きとエレガントさをプラスできます。
ナツメ(オーバル / ライス)
米粒のような細長い楕円形のビーズです。縦のラインを強調したいときや、葉っぱの表現、立体的な刺繍にボリュームを持たせたいときに重宝します。
さざれ(チップ)
天然石によく見られる、あえて形を整えず不規則な形のまま穴を開けたものです。一つひとつ形が異なるため、ナチュラルでアンティークな雰囲気を表現したいときにぴったりです。
◆ビーズのサイズ
最後はビーズのサイズです。もっともよく使われる丸型のビーズは、主に以下のようなサイズに分類されます。メーカーによって多少の前後がありますが、一般的な目安は以下の通りです。
極小(ごくしょう)ビーズ(約1.3mm)
一般的なシードビーズの中でも最も小さなサイズです。極細のビーズ針と#120糸を使用しなくてはならい細かいビーズで扱いは難しいですが、繊細な表現をしたい時にオススメです。
特小(とくしょう)ビーズ(約1.5mm)
一般的なシードビーズの中でもっとも小さいサイズです。繊細なラインを描きたいときや、細部を隙間なく埋め尽くしたいときの微調整に活躍します。
丸小(まるしょう)ビーズ(約1.9mm〜2.0mm)
もっともスタンダードなサイズで、素材・カラーともバリエーションが最も豊富です。どんなデザインや用途にもバランスが良く、初心者の方もまずはこのサイズから揃えるのがおすすめです。
丸中(まるちゅう)ビーズ(約2.6mm)
丸小(約2.0mm)では少し物足りないけれど、丸大(約3.0mm)だと存在感が出すぎてデザインがゴツくなってしまう・・・というときに活躍する絶妙なサイズ感です。少しふっくらと強調させたいときや、適度なボリューム感を出したいときに向いています。
丸大(まるだい)ビーズ(約3.0mm)
丸小よりも一回り大きなサイズです。ぷっくりとした立体感を出したいときや、作品にしっかりとした存在感・ボリューム感を持たせたいときのアクセントに向いています。
特大(とくだい)ビーズ(約4.0mm〜5.0mm)
かなり存在感のある大きめのサイズです。ビーズそのものの形や色味、カットの美しさを主役にしたいデザインや、エッジを強調したい部分に使われます。
竹(たけ)ビーズ(約3.0mm〜9.0mm)
ストローのような円柱状の細長いビーズです。ちょっとした直線や幾何学模様を描きたいときや、立たせるように使用して高さを表現したいときに使用します。 長さによって以下のように分かれています。
一分竹:約3mm 短めで使いやすく繊細なラインに
二分竹:約6mm 存在感を出したいときに
三分竹:約9mm フリンジやエッジを強調したいときに
シャーロットビーズ(約1.3~1.5mm)
一般的に手に入るビーズとは異なりますが、オートクチュール刺繍に興味のある方なら一度は見聞きしたことがあるかもしれません。シャーロットビーズは多面カットビーズとは異なり、あえて「1箇所だけ」にカットが入っています。そのため動きにより1面だけ光を捉え、繊細で控えめな輝きを放ち、ヴィンテージジュエリーのような雰囲気に仕上がります。もともとはチェコで古くから作られている伝統的な技法で、独特のニュアンスのある風合いが特徴です。
同じデザイン・同じ刺し方でも素材選びで仕上がりも変わる
今回はビーズの種類についてご紹介してきました。素材、カット、サイズだけでも豊富で、カラーバリエーションを加えたら・・・さぁワクワクしてきますよね!?好きなデザインをちょっと異なる素材で刺してみると、楽しい発見があるかもしれません。
さまざまな素材を試し刺しできるキット付きオンラインレッスンもございます。お気軽にお問合せください。



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